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イラスト詳細

この衣装 ほとんど紐じゃ ないですか!(ココロの俳句)

作者 奏多
人物 ココロ=Bliss=Solitude
イラスト種別 シングルピンナップクリスマス2023(サイズアップ)
ヴァイオレット・ホロウウォーカー からの提案)
登録されているアルバム
納品日 2024年01月02日

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イラストSS

「この衣装ほとんど紐じゃないですか!」
 上記は鏡の前で己の姿を確かめた乙女の切なる叫びである。
 乙女の名はココロ=Bliss=Solitude 。
 海洋王立医学校を卒業し、現在は研修医として医学の道を歩む立派な少女である。

『屹度ココロ様によくお似合いですよ』
 なんて贈られてきたこの衣装。
 小包を受け取った時から嫌な予感はしつつも、折角の贈り物を無碍にするのも忍びない。
 そう思って着てみたら、この有様である。
 帽子とか手袋の前に布面積を増やすべき場所があったのではないか? ココロは訝しんだ。
「こ、こんなの何時着ればいいって言うんですか!?」
 こんな格好、人様に見られた日にはもうお嫁にいけないではないか。
 慌てて元の服に着替えようとして、ココロはふと思い出した。
 そういえばこんな格好をして想い人に迫る女性の噺を聞いたことがあるような、ないような。
 ふわり脳内で思い描いた光景を、首を振って慌てて掻き消した。
「い、いけませんね! こんな格好してるから変なこと考えちゃいました……!」
 兎に角送り主には今度たっぷりとお礼をせねば。
 聖夜に人知れず乙女は決意した。

 ※SS担当:白

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