PandoraPartyProject

イラスト詳細

不穏=作為的な影

作者 うみちょす
人物 イーリン・ジョーンズ
レイリー=シュタイン
イラスト種別 おまけイラスト(→元発注イラスト
納品日 2023年12月24日

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イラストSS

 所属する「文化保存ギルド」の一室。
 イーリン・ジョーンズは、ぐったりとしてソファに身体を、足掛けに脚を預けて寛いでいた。
 シャイネンナハトの一日は、彼女にとってはかなりお疲れだったようで。
 どうやら、あちこちを行脚したらしいのだ。
 風呂上がりのバスローブ姿で寛ぐその姿は、童顔にしてはかなり色気のあるものであった。
「まったく、今日も忙しいったらないわ」
 そんな風にぼやいてみせる。
 一方、足掛けの近くでマッサージオイルを手のひらに垂らす女性。
 レイリー=シュタインはそんな文句を垂れるイーリンを、平静を保ったまま労う。
「はーいはい。ご苦労さまねぇ。じゃあ、脚上げてねぇ」
 平静を保ったままといえば聞こえはいいが、用は聞き流しているに等しい。
 イーリンはレイリーの言葉に従って、脚を上げた。
 そのままレイリーは手に広げたマッサージオイルをイーリンの脚に入念に塗り始めた。

 それにしても、この部屋──。
 色々と不思議な様子が窺える。
 まず、イーリンの傍らには散らばったタロットカード。
 そして奥の棚に反射した、紅く光る謎の双眸。

 それぞれが、いったい何を意味しているのか。
 
 どことなく、この部屋には普通らしからぬ〝何か〟を感じる。
 不安、不穏……。そういった類いの何かが。
 しかし、それが今後どうなるのか。どういった動きを見せるのか。
 それは「現在の」我々には計り知れないことである。

 ※SS担当:悠空(yuku)

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