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アルヴァ=ラドスラフの夜倉によるおまけイラスト
アルヴァ=ラドスラフの夜倉によるおまけイラスト
イラストSS
再現性東京のある一画。
イルミネーション輝くスポットにて、はらはらとふる雪の下でアルヴァと愛奈は共に道を歩いていく。
そんな中、ふと思い起こされるのは去年の話。
シャイネンナハトという大事な日に、アルヴァがいなかったことを愛奈はボソリと呟く。
「去年は仕事に行ってしまいましたからね……」
「うっ」
痛いところを突かれたような声を出したアルヴァ。
当時から愛奈に気があったが、最近になってようやく異性を好きになることの意味を見出し、気持ちの伝え方について考えるようになった。
何も言わなくてもわかるだろう。こうして雰囲気を見せていればいつかきっと。なんて考えではいつまでも気持ちは伝わらず、ちゃんと伝えないと伝わらないことにもようやく気づいた。
「……あの時は悪かった」
小さく、去年のことを謝罪したアルヴァ。
その様子に少々驚きを見せた愛奈だったが、それと同時に『少し言い過ぎたかも』と反省する。
「いえ、私こそ……」
これ以上、去年のことを言うのをやめておこう。
そう誓った2人は、夜の街へと消えていく。
今日はシャイネンナハト。
せめて、今年の大切な日はより良い思い出で残したいものだ。
※SS担当:御影イズミ