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ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤのぺいゆによる2人ピンナップクリスマス2023
ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤのぺいゆによる2人ピンナップクリスマス2023
イラストSS
サンタの衣装に身を包んだゼファー。
依頼を受け本来なら子供達へプレゼントを配っているはずの彼女だったが、何故か煙突や靴下ではなく牢獄の前にいた。
「色々と言いたいことが多すぎて、ツッコミも追いつかなくて大渋滞起こしてるんですけど。弁明を聞きましょうか」
鉄格子の外から問いかければ、内側の『トナカイ』ことヴァレーリヤはこう言ってのける。
「聞いて下さいましゼファー! 私が酒場でお仕事前の英気を養っていたら、近くに座っていたおじさんの肘がぶつかってお酒が零れてしまいましたの。私は当然の権利として文句を言ってやりましたわ。その過程ですこーし酒瓶で『どっせーーい!!!』はしてしまいましたけれども、寄ってたかって私だけを逮捕し無こんな所にぶち込んだんですの! あんまりだとは思いませんこと!?」
多少同情はあれど概ね誰が悪いか明白になったところでゼファーは頭に手を添える。
「はぁ……其れは其れとして。依頼は続行不可みたいですね。連絡しておきますから、あなたはそこで一晩反省しなさい」
「嫌ですわ! どうしてもというならお酒くらい用意して頂かないと!」
このまま愚痴を聞かされる不安が過ぎりつつも無視する訳にもいかず。
ゼファーは依頼のキャンセルと差し入れの酒を購入するため、一度牢獄を後にするのであった。
※SS担当:pnkjynp