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イラスト詳細

ソアの黒猫による2人ピンナップクリスマス2023

作者 黒猫
人物 ソア
シフォリィ・シリア・アルテロンド
イラスト種別 2人ピンナップクリスマス2023(サイズアップ)
納品日 2023年12月24日

4  

イラストSS

 ぴちゃん、と水滴が落ちる音で、ソアは目覚めた。
 
「う、うぅん……あれ? ミニスカサンタのお仕事は――シフォリィさん?」
「ソ、ソアさん、ソアさん……っ」
「ボク寝ちゃってたみたい……、こ、この鎖は? それに、檻?」
「薬を盛られたようです。私も眠ってしまってて、気づいたらこんな」
 
 視線を感じて顔をあげれば、檻の外にはあやしい黒服の男たちがいた。
「ボクたちをどうするつもりっ……」 
 手足は拘束され、全身がじぃんと痺れて、力が出ない。石造りの狭い檻の中、シフォリィと寄り添い、見世物みたいにされている。
 
 檻の外にいる黒服の男たちは二人の上気した柔肌をなめまわすように見つめ、紙に書いた文字を掲げた。

「セリフを読まないと帰さないって書いてあるよ?」
「そんな薄い本のセリフなんて……あっ、なんですか、その瓶はっ?」

 ソアの鋭敏な鼻が香りを捉え、尻尾が震え。シフォリィが両方のふともも擦り合わせ、ふるふると首を横にして。
 ふたり揃って、漏らすのは、熱い吐息と鼻にかかったような甘い声。
 
「んう……ふあ、ぁ……甘い、におい……」
「だ、だめです、これ絶対、危険な香りですっ……あう……」

 檻の中に特別な香りが充満すると、二人は身の内から湧き上がる衝動に困惑し、抗おうとして身をくねらせ――ついに、屈服した。

「くっ……ころせ……」
「くっころ……です……」
 
 こうしてこの日、二人のミニスカサンタはくっころの憂き目に遭いました!

 ※SS担当者:透明空気

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