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華蓮・ナーサリー・瑞稀の黒猫による2人ピンナップクリスマス2023
華蓮・ナーサリー・瑞稀の黒猫による2人ピンナップクリスマス2023
イラストSS
冬は空気が澄んでいる。だから、星がとても綺麗に見えるのだ。
どうやってその知識を得たのかは忘れてしまったが、華蓮とココロはキャンプ道具を少しだけ持って星空が良く見える林の中へやってきた。針葉樹がまばらに生えるこの場所は、依頼の時に偶々見つけた物で、二人にとっては秘密の隠れ家の様な物だった。
大勢に囲まれ、イルミネーションに彩られたシャイネンナハトも賑やかで楽しいが、こうして二人静かに寄り添うだけのシャイネンナハトも悪くはない。
「静かですね」
「ええ、とっても静かなのだわ」
風に木の葉が擦れる音、ぱちぱちと焚火の火花が散る音。
ほうほうと梟が鳴く声。
それらの音を楽しみながら、マグカップに口を付ける。身体の中から温まって、ほうと一息吐いた。吐き出した息は白く、冬の夜空へと解けて消えてしまう。
華蓮が翼を広げて、ココロを包み込んだ。
「ココロさん、寒くないのだわ?」
「華蓮さんが居てくださるから、全然。華蓮さんは?」
「奇遇ね。私もまったく同じことを言おうとしていたのだわ」
ぴとりと肩をくっつけて、くすくすと微笑みあう。
星を見に来たはずなのに、気が付けば互いの顔ばかり見てしまっていた。