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ヴェルグリーズの茶月こまによるおまけイラスト
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イラストSS
シャイネンナハト。聖なる夜に練達のショッピングモールでお買い物。イルミネーションで飾り付けられた街並み。光で出来たシャイネンナハトのツリー。キン、と冷えた冬の空は星がくっきりと見えて。でも私はあなたに釘付け。ここで一番輝いてるのは剣のあなた。
あなたはファーの付いたコートを着込んでいる。寒いものね。暖かそうなコートはとてもよく似合っていた。ブラウンの革手袋と、ハイネックの白いリブ生地のセーターを着こなしている。
剣の精霊だなんて言うからてっきり体温は冷たいのかと思えばそんなことはない。息だって白くなる。
「ここ凍ってるよ。足元気を付けて」
そうエスコートされて夢のようなひと時を過ごす。ブランケットやカーディガン。カーディガンは
「こっちのとかどうかな?」
とあなたにすすめられたものを。思った以上に自分に似合っていて、私をよく見てるんだなと思うと嬉しくなった。色々買って「持つよ」と荷物を取るあなた。もうずるい。何をしても格好いいんだから。
──あ、流れ星。
きらりと輝く一条の星。
「何かお願いごとした?」
そう問いかけるあなた。
あなたは別れの精霊だと言うけれど、どうかこの時が永遠に続きますように。
※SS担当:7号