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【鳥籠の男の手記】

　神はおらず、天国は無い。

　いくつもの花を捧げ、そうして俺は君へと至った。
　咲けぬ花には救済を。
　歌わぬ鳥には天罰を。
　星雛鳥。俺と。これまでに詰んできた無数の花達の答え。
　幾つもの躯の上に咲く花。歌鳥の聖女。星よ、お前が頭を垂れるまで。

　さあ。最期の歌を始めよう。
　楽園へと還り、永遠へと至ろう。