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ニア・ルヴァリエの唄子。による2人ピンナップクリスマス2022
ニア・ルヴァリエの唄子。による2人ピンナップクリスマス2022
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「リヴィ、ほらおひげ」
可愛らしいパジャマに身を包んでいたニアはサンタクロースの帽子を被ってから髭を装着して見せた。
シャイネンナハトは何をしようか。二人で話し合った結果、のんびりとパジャマパーティーをすることに決めたのだ。
理由は単純明快だ。「早く寝なくっちゃサンタさんが来ないっすよ!」との事である。
「パサジール=ルメスは旅をするけどサンタクロースはちゃんと追掛けてくるんだ?」
「んー、そうっすねえ。混沌全土を股に掛けてるから何処に居たって見付けてくれるっすよ」
自信満々に笑ったリヴィエールはトナカイの角の着いたカチューシャを装着する。
鮮やかな緑色の瞳はニルをちらりと見てから「でも、目印が必要なら装着します。じゃーん、星!」と何処か巫山戯た笑みを浮かべたスターを額に追いつける。
「目印になるかな」
「大丈夫! きらきらと輝いてくれるはずッスよ。七色に」
「……本当に?」
ニアは不思議そうにリヴィエールを見た。やけに悪戯ッコのように笑う彼女は「本当に!」と自信満々に言い放つ。
「でもね、良い子だから何処に居たってサンタさんは目印なんて無くても来てくれるんすよね」
「リヴィは良い子かな?」
「ニアよりも」
「あ、言ったな」
頬突いたニアにリヴィエールはくすくすと笑った。
こうして楽しい時間を過ごしたら後は二人で眠ってしまおう。
朝になれば屹度、サンタクロースが『良い子』にプレゼントを持ってきてくれているはずだから。
*SS担当者:夏あかね