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イラスト詳細

ブランシュ=エルフレーム=リアルトのみずうみによる2人ピンナップクリスマス2022

作者 みずうみ
人物 ブランシュ=エルフレーム=リアルト
ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ
イラスト種別 2人ピンナップクリスマス2022(サイズアップ)
納品日 2022年12月24日

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イラストSS

 それは雪の降る、未だ冷たい教会でのことだった。
 オルガンの音色にあわせ歌う少女の姿がある。革命の象徴、アミナ。
 クラースナヤ・ズヴェズダーに身を置いていれば彼女を知らぬ者は今やない。
 そして彼女が歌う聖歌もまた、よく知られるものであった。
 ブランシュはついその一説を口ずさみ……その声が聞こえたのだろう。アミナは歌をやめてそちらを見た。
「ブランシュさん。早かったですね」
「そうでしょうか。同志アミナ……」
 時計を見やると、確かに早い。五分前行動と呼ぶには急ぎすぎな程度だ。
 ブランシュは照れ笑いを浮かべ、『気が急いてしまって』と小声で言った。
 後ろで扉が開閉する音がして、二人分の足音が続いた。
 ブランシュが振り返ると、ヴァレーリヤとヴァルフォロメイの姿。
 そしてヴァルフォロメイの手には、赤いロザリオが握られていた。
 ヴァルフォロメイの首に掛かっているものと同じであり、アミナとヴァレーリヤの首にもまた同じものがかかっている。
 そして今更ながら、ブランシュの服装はアミナたちと同じものであった。
 そのロザリオの一点を覗いて。
「祈りを」
 ヴァレーリヤが口にすると、ブランシュは膝をつき手を合わせ、祈りを捧げた。
 聖句を唱える。
 そんな彼女の首に、赤いロザリオがかけられた。
「……『同志ブランシュ』、これからもよろしくお願いします」
 そう、アミナは優しく微笑みかけたのだった。

 ※SS担当:黒筆墨汁

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