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澄恋のsimaによる2人ピンナップクリスマス2022
澄恋のsimaによる2人ピンナップクリスマス2022
イラストSS
雪降る聖夜。屋根の上をぴょこぴょこと駆け回る影が。魔獣? 聖夜ならばあの老人?
「ノー! 俺たちだ!」
「ごーごーです! 英司様!」
「振り落とされるなよ澄恋!」
赤い衣装とトナカイの姿に身を包んだ英司と澄恋がそこにいた。英司が澄恋を抱き抱えて屋根を移動する。ゴキゲンなフェイスペイントの英司。澄恋は尖った歯を見せることをためらいなく笑顔だ。
「さっきの子供たちの寝顔かわいかったですねえ〜」
「兄のほうは起きちゃったみたいだが、人差し指を立ててナイショにしてくれって約束したぜ!」
「さあ次はどの家でしょう!」
「あっちの黒い屋根だ」
雪中なのに不思議と体は温かい。足取りも軽く、屋根から屋根へと飛び移る。イルミネーションも一段と輝いて見えて街中がきらきらしている。
「英司様! このまま混沌中のプレゼントを配っちゃいましょう!」
「ははっ、そいつはいい! 今年はシャイネンナハトの老人も暇で家で寝て過ごすな!」
「そうと決まれば行きましょう! ひゃっはー」
そんなことは出来ないってわかっているけど君となら、あなたとなら、そのぐらい出来るような気がして。
※SS担当者:7号