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今回頑張ったから、ご褒美貰っても良いと思うんスよ。ぐへへ……
今回頑張ったから、ご褒美貰っても良いと思うんスよ。ぐへへ……
イラストSS
疲れた脚を癒そうといりすは休憩スペースを探して、ポツンと置かれたプレゼントボックスに目を留めた。雰囲気を壊さぬようプレゼントの形をしたスツールだろう。漸く足が休ませられるとプレゼントボックスへ腰をかけようとして――体が浮いた。
「ひっ!? なに!?」
接地面から伝わる感触は、ぬめりを帯びてひんやり半端に冷たくて……舌の様な感触、というより舌だった。
慌てて視線を背後へ向ければ口の端から涎を垂らしニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべているミミサキと目が合った。
「ミミサキさん!?」
「まさかいりす氏が私のプレゼントだなんて……ぐへへ」
滑らかな肌を傷つけぬ様に舌先が細い脚に絡んで服の内側へ侵入する。
「や、やめてください!」
知人であるが故に酷い目に遭わされないとは解っている。解ってはいるが――。
(これって、アレですよね……!? あんなことやこんなことになるやつですよね……!?)
引きこもり故の同人系の知識はあるので『そっち方面』で想像してしまう。その間にも不埒な舌先は好き勝手に柔肌を蹂躙していて止まる気配はない。
「それに今回頑張ったからご褒美貰っても良いと思うんスよ……」
わきわきと蠢く手と舌にいりすは観念したように目を閉じた。
※SS担当者:白