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「俺はあいつ(弾正)の為にケーキを作りたかっただけなんだが何故ブロッコリーとにんじんを植樹した???」
「俺はあいつ(弾正)の為にケーキを作りたかっただけなんだが何故ブロッコリーとにんじんを植樹した???」
イラストSS
人間、往々にして予定通りにいかないときはある。
例えばそう、ケーキを作ったときとか。
「いや、キミは何故、いきなりレベルの高いものに挑戦しようとするの?」
そうイシュミルがいうのへ、アーマデルはふむ、と頷いた。
「人類には、やらなければならない時がある――」
「その結果がこれ!?」
イシュミルが頭を抱えた。出来上がったケーキは――あまりにも緑だった。
「なんでこんなにグリーンスムージー色をしてるんだ? 見本と色が違い過ぎるだろ……なぁ、レシピ通りに」
「作ったはずだ」
「嘘だろ!?」
とは言え、実際レシピ通りに作ったのだ。作ったはずだ……物証がこれなので何とも言えないが。
「しかし、これはこれで、色合いは良いと思う」
「そうかい?」
「うむ。これを飾ってみれば挽回できるかもしれない」
そう言って、アーマデルがケーキに突き刺したのは、ブロッコリーである。
「ブロッコリーをケーキに植えるな!」
「それで、これもさしておくか」
「人参も植えるな! どうするんだこれ!?」
「……どうしたものかな。食べるか、イシュミル殿」
「絶対に! 食べないからね!?」
――ケーキはこの後イシュミルが美味しく(?)いただきました。
*SS担当:洗井落雲
