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朔・ニーティアの黒猫による2人ピンナップクリスマス2021
朔・ニーティアの黒猫による2人ピンナップクリスマス2021
イラストSS
「いや、なんでだよ!」
と、凛太郎が叫ぶのも当然という事で、凛太郎はミニスカサンタ服を着ているのである。
「なんでって、約束したじゃない。サンタのコスプレするって」
朔がそういうのへ、凛太郎は口ごもる。
「たしかに、する、とはいった……」
「じゃあ、いいじゃない」
朔がにっこりと笑う。ちなみに、朔もミニスカサンタ服である。眼福。
どうしてこんなことになっているのか……と聞かれれば、わからない。本当にわからない。朔の気まぐれなのかもしれない。まぁ、あるよね。ミニスカサンタ服着たいときって、結構、稀によくある。
「いや、ないからな!?」
虚空に向って叫ぶ凛太郎。とは言え、こうなってはもはや逃れることはできないのである。
「くっ……こうなったら、もう自棄だ! で、朔姉、これでどうすればいいんだ?」
「えーとね、写真を撮ろう!」
と、朔がニコニコというので、凛太郎は「えっ」と声をあげた。
「写真を?」
「写真を!」
「この格好で?」
「この格好で!」
いうや否や、朔は凛太郎の背中に手を回した。カメラはすでに、用意してある。
「ほらほら、カメラはあっち! 笑って笑って!」
「いや、これ絶対おかしいって朔姉……!」
「往生際が悪いなぁ、ほら、撮るよ!」
ぱしゃりとフラッシュが焚かれてシャッターが下りる――。
*SS担当:洗井落雲