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ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤのmochiによるおまけイラスト
ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤのmochiによるおまけイラスト
イラストSS
ヨハンとヴァレーリヤ。鉄騎種である二人にはさして寒くない温度。聖夜の奇跡讃え、平和の安寧が続くようにと。お祈りを済ませ乾杯する。
「とか言って飲みたいだけでしょ」
「そんなことはありませんわ!」
さっきまでの聖女然としたヴァレーリヤはどこにやら。うって変わって無邪気なヴァレーリヤ。ヨハンのギフトを持ってしてもヴァレーリヤはどこまでも無垢だった。それがヨハンにとって居心地がいい。
賑やかなパーティーを終えたあと。夜は暮れイルミネーションが輝いていた。ヴァレーリヤにヨハンが付き添い歩く。
「大丈夫ですわよ」
「酔っ払いが転ぶと悪いからね」
ほろ酔いでヴァレーリヤの顔は赤い。
「ヨハン。背が伸びましたわねー。あともっと笑ったほうがいいですわ」
「無茶言わないでよ。愉快な君と冷静な僕は違うんだから」
皮肉を交えるヨハン。彼なりの信頼の証だ。それを知っているヴァレーリヤは微笑む。
イルミネーションの光に手を伸ばすヴァレーリヤ。
「ほらほら、見て頂戴ヨハン! 星を掴めそうですわよ!」
「そうかな……?」
はしゃぐヴァレーリヤを横目にヨハン。
「そうですわよ!」
「そっか」
穏やかでゆっくりとした時間。彼らの願ったものがいつまでもと。
※SS担当者:7号