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リトル・リリーの青菜によるおまけイラスト
リトル・リリーの青菜によるおまけイラスト
イラストSS
シャイネンナハト、それは文字通り甘い夜のこと。ぬくぬくのこたつ机には立派なホールケーキがひとつ。
九尾の女は豊満な胸を机にたぷんと乗せて、彼女の胸にちょこんと座った小人の少女と共に、ケーキの甘さを堪能している。
「おいしいね、霧緒さん」
ちいさなリリーの背丈に対してケーキは通常サイズなものだから、齧りつくように食べるのが精一杯。うまく食べられず、口元やほっぺには白いクリームが目立つ。まぁとはいえ、本人はクリームがついていたって気にしないのだけれど。
「うむうむ、甘味じゃの」
目を細めてケーキの美味しさに満足する霧緒も、混沌に来てからは随分経っているのに、未だにフォークの扱いに慣れていない。たわわな胸にこぼれたクリームはご愛敬。
それにしても、と、女は胸元に座る少女を見る。すこし身体を揺らせば、谷間にすっぽりはまってしまいそうなリリー。これは完全に油断している、と思えば、自然と片目をぎらつかせてしまう。
「ん? どうしたの」
そんな視線に気づきながら、女が何を考えているかまではわからぬ少女は無邪気に尋ねる。
「リリーもクリームがついておるぞえ」
「ひゃっ」
ぺろり、長く尖った舌が小人の身体を舐める。クリーム混じりの唾液は白くてらりと艶あって。
――ケーキだけの甘い夜で済むかは、彼女達次第。
※SS担当者:遅咲