イラストSS

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｢ねぇねぇ世界さん、世界さん！　こっちのも美味しいよ！　食べて食べて、ほらっ｣
「はいはいわかったからそんなに慌てるなって」
　Meer＝See＝Februar（p3p007819）と回言 世界（p3p007315）の二人は幻想街のとある喫茶店を訪れていた。なんでもこの喫茶店では十二月になってからシャイネン・ナハトまでの期間中、期間限定スイーツを販売するとの宣伝文句を出したものだから。
　甘いお菓子に目がない世界と、その友人であるMeerが二人で仲良くここに来たというわけだ。
「おいっし〜」
「そりゃ良かった良かった」
「もー世界さん！　頬杖ついてないで世界さんも食べてってば！」
　じゃないと僕が全部食べちゃうよ〜？　と食べる仕草を見せるMeerに世界はやれやれと言った様子で。
「ゆっくり食べた方が味わえるだろ？　簡単に食べ切るには勿体ないからさ」
「ほんと？　でも確かにそっか……じゃあゆっくり食べよ！　本当に美味しいから！」
　Meerがニコリと微笑めば世界はやれやれと笑った。
（Meerも物好きな事だ）
　自分なんかと一緒にこんなところに来て甘いお菓子を食べて……積極的に関わろうとしてくるんだから本当に物好きだと世界は思う。この光景もリア充に見えていたりするんだろうか？

　──ま、Meerは友達だけれども。


　※SS担当者：月熾