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イラスト詳細

雨宮 利香の青菜による2人ピンナップクリスマス2021

作者 青菜
人物 リカ・サキュバス
クーア・M・サキュバス
イラスト種別 2人ピンナップクリスマス2021(→おまけイラスト)(サイズアップ)
納品日 2021年12月24日

4  

イラストSS

 聖夜、それ即ち性夜。サキュバスは年に一度、その日は植えた男の欲に支配され男を貪りつくす獣となる。人間と夢魔のハーフである利香はその定めに逃れようと、毎年必死に抗うも色欲に支配されて豊満な胸を男たちに明け渡してしまうのがいつものことであった。
 だが、今年はいつもとは少々違う。利香は今年抗うことをやめて、飢えた男たちを小屋に集めて暑い一晩を過ごすことを選んだ。しかし、彼女自身も気づいている。十や二十程度の男に劣情を向けられようとも、きっと自身は満足できないと。
 そんな中、彼女の隣にはもう一人、彼女と同じく男達から劣情を向けられた存在がいた。灰色の猫叉ともいえるような彼女、クーアも利香と同じく発情しており、恍惚とした表情で男たちを見ていた。発情しきった夢魔と猫はもはや隣の人物が恋人であることも、なぜ彼女が(自分が)自分と(彼女と)同じ一夜を過ごすと決めたのか、それすらも思い出せない。だが、それでも、種族の定めで男を抱かずにはいられない利香にとって、その必要は無いはずのクーアが自分と共に穢れた存在になってくれる。その事実だけで、利香は楽しい一夜になりそう、と心のどこかで思うのであった。
 夢魔と灰色の猫の聖夜は、夜が明けて男たちが皆倒れるまで続くのであった。


 ※SS担当者:桃山シュヴァリエ

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