PandoraPartyProject

イラスト詳細

たまきちと往くサンタ道

作者 鹿野慈
人物 仙狸厄狩 汰磨羈
コルネリア=フライフォーゲル
イラスト種別 2人ピンナップクリスマス2021(→おまけイラスト)(サイズアップ)
納品日 2021年12月24日

3  

イラストSS

 それはこの建物の天井ガラスが豪快に割れた音と共に訪れる。
「な、なんだ?!」
「おい! あれを見ろ!!」

「サン、タ……?」

 そこから降って現れたのは二人のサンタ。際どい短さのミニスカサンタを纏う特異運命座標、仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)とコルネリア=フライフォーゲル(p3p009315)だった。
「なんだ、サンタと言われたら!」
「答えてあげるが世の……って、これ古いよな? こんなの言ったらまたや〜い三十路〜だの、キッツだの、ジェネギャプだの言われるぞ!!」
「え? うぅ、ぅ嘘でしょ……?! 悪の挨拶って言ったらこれじゃない?!」
「嘘だろはこっちの台詞なんだが!? ま、まぁいい……ほら、敵が呆気にくれてるうちにぶっ飛ばすぞ!」
「なんで呆気にくれてるのかしらァ? まぁいいや、その開いた口閉じれなくしてやらァ!」
 そんな茶番もそこそこに二人は次々に敵を倒していく。どうやらここは人攫いのアジトのようだった。

「もう生きてそうなのはいないっぽいわ」
「ま、御主と私なら余裕だったな……とと」

 そして先に気づいたのは汰磨羈。
「大丈夫か? もう悪者はいない」
「さ、こんな所から早く出るぞ!」
 彼女達は生存者の攫われていたであろう子供達に手を差し伸べた。

 輝かんばかりの夜に災難だったわね。


 ※SS担当者:月熾

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