イラスト詳細
「人生を弄ぶ遊戯(ゲーム)をしよう、負けたらダサ装飾だ」
「人生を弄ぶ遊戯(ゲーム)をしよう、負けたらダサ装飾だ」
作者 | utgw |
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人物 | アーマデル・アル・アマル 燈堂 廻 |
イラスト種別 | 2人ピンナップクリスマス2021(サイズアップ) |
登録されているアルバム | |
納品日 | 2021年12月24日 |
6
イラストSS
燈堂本邸の和リビングで繰り広げられる死闘。
人間を弄ぶゲームに興じるはこの地に奉られる蛇神『繰切』の分体。
その巫女廻。そして、廻の友人であるアーマデルだ。
「ほう。これは面白いなアーマデルよ」
「ああ、繰切殿……ヒトの人生を弄ぶゲームだからな。どれ一つ取っても同じ人生は無い」
カラカラとルーレットが回る音がリビングに響く。
「何ィ!? 1だと!? 何故それを引き当てるのだ!? お前達、病気になってしまうではないか!」
「人生とは時に残酷だ」
玩具の車に刺さった人間をぐりぐりと撫でる繰切の背中を見れば『ヘビ』と描かれている。頭には赤いうさ耳が着いていた。
ダサいセーターにふさふさのしっぽを付けた繰切の前には得意げな顔のアーマデルが居る。
手には玩具の札束をヒラヒラさせて、繰切へと交渉を持ちかけていた。
「どうだ、病気を直すのにこの金が必要だろう」
「ぐぬぬ……致し方ない。アーマデルこの高級車と交換だ」
「交渉成立だな」
繰切にも物怖じしないアーマデルの行動に廻は冷や汗をかきながら二人を見守る。
されど、廻の手にはしっかりと大量の札束が握られていた。
「では、次のルーレット! 6だ6を出せ! アアァ――!?」
悔しげに床を叩く繰切の声がクリスマスの燈堂家に響いた。
*SS担当:もみじ