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ニア・ルヴァリエのミムミリによる2人ピンナップクリスマス2020(横)
ニア・ルヴァリエのミムミリによる2人ピンナップクリスマス2020(横)
イラストSS
折角のシャイネンナハトだから、何処かに出掛けよう。
ニアのその誘いを受けてリヴィエールは「いいっすね!」と微笑んだ。シャイネンナハト用に飾り付けられた街並みは淡い光を落とし、星が地上に降注いだように光の雪が辺りを包み込む。
ホットドリンクを片手に次は何処へ往こうかと往く当てなくマーケットを彷徨うのもオツな者だ。
「ニアは何かみたいものあるっすか?」
「んー……リヴィにおまかせかな。面白いものがあればいいやって思ったんだけど」
「あっちでペット用のアクセサリーが売ってるらしいんですけど、クロエ用のプレゼントを見にいっても?」
「勿論。クロエも喜んでくれると思うよ。さあ、行こうか」
指差し、向かう足を止めることはなく。二人でいればぽかぽかと溢れる心の温かさで体まで温かく感じられるから。
「ニア、ほら」
逸れないように手を繋ごうと差し伸べられたそのてのひらに「うん」と小さな返事を一つ重ねれば、暖かさが膨れるようで。
「ニアも気になるものがあれば教えて下さいね」
「そうだね、リヴィも教えて。クロエのことばっかりじゃなくってさ」
「……あはは、クロエのことばっかでした!」
二人して視線合わせて笑い合って――今日を楽しもう。
*SS担当者:夏あかねGM