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アルヴァ=ラドスラフのゆりちかおによるおまけイラスト
アルヴァ=ラドスラフのゆりちかおによるおまけイラスト
イラストSS
シャイネンナハトの平和な夜。
アルヴァとレッドの男女ふたりは、高い鉄骨の塔の上に居た。
「夜になって急に冷えたっすねー…。」
「こうしていれば、暖かいだろう。」
鉄骨の塔は再現性東京のタワーだ。
夜の風に晒されたふたりは、手をしっかりと繋いでいた。
お互いが落ちないように、そして凍えてしまわないように。
「そうっすね。暖かいっす!」
眼前に広がるのは再現性東京の街だ。
元より、イルミネーションで綺麗に飾り付けられたこの日は、高所から見る夜景を普段より一層美しく見せる。
そこにしんしんと雪が降って落ちていく。街の明かりに照らされながら降る雪を見下ろせば、普段は無機質な街を、極めて幻想的な景色に変えていた。
「でも本当綺麗っすねー夜景!すっごく綺麗っす!」
「えっ?ああ、そうだね。」
夜景に見惚れるレッド。
一方のアルヴァは、キラキラと明かりに照らされるレッドを見ていた。
(夜景も綺麗だが、俺は今このときのキミを見ていたいんだ。)
言葉にするわけにはいかないなと、淡い想いを胸にしまって。
一緒に見よう、と。アルヴァとレッドは、ふたり同じ景色を見ていた。
*SS担当者:蒼彩野羊NM