PandoraPartyProject

イラスト詳細

シャイネンナハト2020 ※デートではありません※

イラストSS

「うわー、にゃんにゃん! にゃんにゃんかわいいのです!」
 ぱちぱちと薪のなる暖炉の前。
 綺麗に飾り付けられたクリスマスツリーが。暖炉から照るオレンジ色の光と、窓の外からはいるまぶしいくらいの陽光にきらきらと光る。
 外の雪景色が嘘に思えるくらいに、部屋は暖かい。
 カーペットに腰を下ろしたヨゾラ・エアツェール・ヴァッペン(p3p000916)は、すこしでっぷりとした猫の喉を指でこしょこしょとしてやった。
 猫は喉を鳴らしながら膝に乗っかり、前足でもにもにとやっている。
 一方で、やわらかい座椅子に腰掛けたユリーカ・ユリカ(p3n000003)は沢山の猫に群がられてきゃっきゃしていた。
「ヨゾラさん、ありがとうなのです! こんなににゃんにゃんパラダイスができるなんて!」
「いやいや。いつも『ないない』して怒られてばかりだからね。たまには『にゃいにゃい』してもいいんじゃにゃいか……」
 穏やかに微笑みながら語るヨゾラ……の顔がぴたりと止まった。
「いいんじゃ『にゃい』か?」
「忘れてくれないかな?」
「忘れてあげても……いいんじゃにゃいか?」
「うぅ……」
 弱ったように苦笑するヨゾラに、ユリーカはほっこりと笑った。
 にゃんにゃんパラダイスは、まだしばらく続きそうである。

※担当GM『黒筆墨汁』

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