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カラオケアイドル照れるまで
カラオケアイドル照れるまで
イラストSS
再現性東京のカラオケルームは大繁盛。クリスマスのフリープランを楽しむように制服姿で訪れたリウィルディアとシキ。
曲セレクトは完了、ドリンクバーでドリンクを準備して後は歌うだけと心を躍らせて。
モニターに流れる文字列は流行のアイドルソング。藤色に染まる毛先を踊らせて、笑みを浮かべてシキに「ポーズをとるんだよ」と教わればシキは初めてのカラオケの作法だと大きく頷いた。
伸び伸びと広がるハーモニーに合わせて、辿々しくリズムを追いかけるシキも次第に慣れたように歌声をマイクに乗せて。
エコー掛って室内に弾く二人のデュエットに、心も何処か浮き足だったその時にリウィルディアの視線がちら、とシキを伺った。
彼女曰く『決めポーズは重要だよ』――本当はリウィルディアも恥ずかしいけれど、はにかみながらアイドルのポーズをとった可愛いシキが見てみたくって、つい、頑張ってしまうから。
頷いて、シキはリウィルディアと同じようにきらりと輝くようにアイドルポーズ。赤らんだ頬も愛らしく。
「上手にできただろうか?」
「うん、とっても。じゃあ、次は何にしようかな……」
まだまだ時間はたっぷりあるから。可愛いポーズでもう少し一緒に歌おう。
これが『女子学生』の嗜みなのですから。
*SS担当者:日下部あやめGM