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リウィルディア=エスカ=ノルンのくらいによる2人ピンナップクリスマス2020(縦)
リウィルディア=エスカ=ノルンのくらいによる2人ピンナップクリスマス2020(縦)
イラストSS
暖房が聞き、キャンドルの暖かな光が灯る部屋で、リウィルディアとアオイは同じベッドの上で互いに寄り添いあっていた。
彼と一緒のベッドで眠ると聞いた時は緊張のあまり目が冴えてしまい、身体が強張ってしまったけれど。
大好きなアオイの温もりと、自身の頭を寄せる小さいが男性を象徴する骨ばった掌に撫でられていくうちに徐々に瞼が降りていき、やがてリウィルディアは夢の世界へと旅立った。
規則正しい寝息が聞こえてきて、アオイは今一度自身の腕の中で眠るリウィルディアを見下ろした。掌に伝わるサラサラの髪だとか、柔らかな肌だとか。
――甘える様に自分のシャツを握る細い指だとか。
男性の自分とは違うパーツにこの子は女の子なんだなとアオイは実感した。
僅かに抱き寄せる手に力を込めると小さくリウィルディアが身じろいだ。
そんな姿が微笑ましくてアオイは静かに微笑んだ。
おやすみなさい、どうか良い夢を。
リウィルディアに静かに囁いた後、アオイもまたリウィルディアの後を追う様に目を閉じた。
二人分の寝息とシーツの擦れる音。
そして時計の針が時間を刻む音だげが響く世界。
誰にも邪魔されない、二人だけの世界。
*SS担当者:白NM