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ソフィリア・ラングレイのろまやすによる2人ピンナップクリスマス2020(横)
ソフィリア・ラングレイのろまやすによる2人ピンナップクリスマス2020(横)
イラストSS
「ほら、誠吾さん。こっちこっち!」
と、ソフィリアは誠吾の手を引き、クリスマスイルミネーションの下を歩く。
対し、手を引かれた誠吾は。
「お、おい……ちょっと待ってくれって」
と、戸惑いの表情。
しかし、そんな誠吾に対し、ソフィリアは振り返って。
「ダメです。今日はクリスマスなんですよ!? クリスマスは思いっきり楽しまないといけなのですよ!」
拳にぎゅっと力を入れて、元気一杯の声を掛ける。
やる気に満ちた満面の笑みは、心底から誠吾を楽しませてあげたい……という気持ちの表れ。
それは……先日の事件を目の当たりにしたからこそ。
……でも、そんなソフィリアが振る舞いに、傷ついた心へ、彼女の心の陽光が、一筋差し込んでいく。
(「……まったく……仕方ないな……」)
と、自分に言い聞かせる様に、小さな声で呟く誠吾。
そして、ソフィリアは誠吾の腕をぐっと引っぱる。
「折角のクリスマスなのですから、美味しいもの食べて、綺麗な風景を見るのです。きょうはうちに一日付き合ってくれるって話ですから、ずっとずっと楽しむのですよ!」
そんなソフィリアの言葉に、誠吾は優しい笑みを浮かべて
「ああ……判った」
と、頷くのであった。
*SS担当者:緋月燕GM