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すずなの傾 千悠による2人ピンナップクリスマス2020(横)
すずなの傾 千悠による2人ピンナップクリスマス2020(横)
イラストSS
練達、再現性東京にあるとある学校の教室。冬休み期間で本来ならだれもいない教室に、二人の少女はいた。
「……」
「……」
二人の少女、すずなとフィーネはこの教室内で、傍から見ればキスをしているかのような体制で立っていた。だが、実際には唇をつけてはおらず、反射するガラスからは細い棒状のお菓子が二人の口をつないでいる状態を映していた。
すずなの提案で始まったこのゲームだが、最初も遠慮はしていたものの少しずつ進んではいた。だが、ゲームの途中、このまま進んだらどうなるのか、フィーネが躊躇を見せて止まってしまう。そんなフィーネを見て、すずなもまた戸惑う。だが、すずなには、とある公約のためにもフィーネとキスをしたい、そんな思いを秘めてわざわざ冬休みの学校をローレットの権限云々で貸してもらい、いまこうしてキスの一歩手前まで来ているのだ。逃げられないようにフィーネの手を捕まえて、ゲームをそのまま続行していく。
そんなすずなを見て、フィーネも覚悟を決める。目を瞑り、『その時』が来るのを静かに待った。そして彼女たちの唇はついに……
*SS担当者:桃山シュヴァリエNM