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マグダレーナ・ティーメの7号によるおまけイラスト
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●鉄帝ラブストーリー~私のカレは世界最強~
「ひゃあ――!」
「アンタ、軽いんだなぁ」
スチールグラード、鉄帝国首都。
重く鎮座する宮殿、玉座の間は皇帝――ヴェルスさんだけの居場所だ。鉄帝国では最強を意味する皇帝のみに許される領域は他の誰も踏み込めない特別なのだ。
「……ホントに軽いな。どうなってんだ?」
耳元で囁かれれば身体が緊張でピン、とした。
玉座は皇帝の椅子だ。ましてや玉座に座る彼の『膝の上』等、想像するにも恐れ多くて……何が何だか分からない!
「ホントに俺をぶちのめした女なのかよ、アンタ」
「……いや、その、ぶちのめしたというか何と言うか!」
指摘されれば恥ずかしさに顔が火を噴きそうだった。
彼と対決して――『結果的にプロポーズを受けて』随分と経つ。恥ずかしくて答えははぐらかしたままだけど、膝の上(このばしょ)が鉄帝の女の子の憧れの場所だって事は分かってる。
それは勿論私だって――
「今日こそは返事を聞かせて貰えるんだろうな?」
――少し意地悪な皇帝陛下が微笑んでいる。
う、うう……ぜ、ぜんしょします……
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