イラストSS

　俺の名前はアーマデル。こっちの胡散臭いのはイシュミル。俺は今、草カフェバー『ダンデリオン』でバイトをしている。世はシャイネンナハト。こういう時は飲食店も書き入れ時だ。イシュミルが名画のようにハーブティーを注ぐと、俺はそれを運ぶ。
「お待たせしました。ブレンドハーブティーです」
「店員さん注文いいですか？　このローズマリーとバターのクッキーを……」
「はい、ただ今……！」
　これが中々忙しい。注文をさばくことに集中してると、それは起こった。店内が輝き始めた。具体的に言うと1680万色に。その光は客から発せられていた。客がぐびっと青汁を飲むとぱあっと光り始める。
「なかなか派手に光りましたね……」
　とイシュミル。犯人はお前か。と言うかお前しかいないだろうな。イシュミルと一緒で何も起きない訳がないんだ。
「またやりやがった」
「また？　違うよ。今度は寒いのに全裸でも行動出来るように自家発熱出来るようにしたよ」
「客を憲兵送りするつもりか？　あー、お客さん脱がないで……」
　めまいがする。客は頭を振ってヘドバンし始めてるし。
「また店長に怒られるんだろうな……」


　＊SS担当者：7号NM