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イラスト詳細

森本くんマウストゥマウス

作者
人物 森本 雄二
カレン・クルーツォ
スティア・エイル・ヴァークライト
イラスト種別 3人ピンナップクリスマス2020(横)(→おまけイラスト)(サイズアップ)
納品日 2020年12月24日

4 

イラストSS

 いや呼んでない、マジで。マジで呼んでないんだって。
 だからちょっと鼻につく塩の香りとかなんか所謂鮫肌ってこーいうのなんだろうなーとかあれ呼吸大丈夫なのかなーとかそういった疑問は混沌肯定で吹っ飛ばしてくれ。OK?
 動物はまあ好き。かわいいしもふもふだったりぺたぺただったり癒し効果があってセラピーがなんかいい感じらしいね。
 そんな森本雄二くん、今宵のシャイネンナハトはサメと(コンプライアンス)!
「え、いや待って?」
「ごめんね、尊い犠牲だと思うから!」
「逃げるわ!」
「えっ…………………待って??」
 だって目の前でサメに捕食されてる人が居たら逃げるのが当然の反応であり判断なんだもの。
 ただしスティアはサメをこよなく愛する(?)乙女である。
 故に。
「お前が呼んだんだろう」
「いや、呼んでないよ」
「あら、じゃあどうしてなのかしら」
「私にもわかんないや!」
「えっ。じゃあ、助け出してはくれないのか……??」
 その不安はもっともである。現在進行形でサメにはむはむされている森本雄二くん(21)は少し不安げな面持ちで二人の少女を見やる。
「地味に牙っぽいのが刺さってるんだよ。ほら。ヘルプミー」
「え……」
 実はスティアが数時間前に私が呼びました(※召喚の意)しているが、もちろんそんなことは棚に上げているのである。
「だってサメちゃんが勝手に来たんだもん!!!!!」
「嘘つけコラぁ!!!!」
「ふふふ、来ちゃったものはしかたないものね」
 ひらひらと手を振りながら、カレンは雄二に別れを告げ。雄二はそれを頑なに認めず必死の形相で二人を追いかける。
 召喚者たるスティアは弾むようなスキップをキメ、カレンはあらやだ~、とくるりひらひら風に舞う花のように可憐に、しかしスピードは本気と書いてガチと読むスピードで逃げる。慈悲はない。
「ちょ、待って二人とも、なあ、おい」
 待たない。待つつもりもない。
 サメと口付けだなんて首ごとご案内されるに決まっている。カレンは自身を呼ぶ声に涙を零しつつ、振り返ることはしなかった。
「後ろ!! 来てるから!!!」
 魔の影は忍び寄る。二匹目が現れたのだ。
 どんな動物にも愛されるその御身が、今は不安で仕方ない。が。
 しかしそれでこそ男。二人の淑女を守ったのだ。
(ああ……これでよかったのか……)

 ☆ そんなわけないよ――!!


 *SS担当者:染NM

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