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エクスマリア=カリブルヌスのsimaによる2人ピンナップクリスマス2020(横)
エクスマリア=カリブルヌスのsimaによる2人ピンナップクリスマス2020(横)
イラストSS
シャイネン・ナハト。輝かんばかりのこの夜は、どこの街でも沢山のオーナメントで飾られたシャイネンツリーが設置されているものだが、フラーゴラ・トラモントとエクスマリア=カリブルヌスのふたりは文字通り『ツリーになって』いた。
「えっへへ……どうかな……?」
長い髪を持つふたりの髪の毛には沢山のオーナメントが飾られており、丁度フラーゴラがエクスマリアの髪に最後のオーナメントを飾り付けたところだった。
「ん……悪く、ない。フラーも、可愛い、ぞ」
向き合えば、それは綺麗に飾られたシャイネンツリーよりも華憐で可愛らしい姿に、お互いクスっと微笑んだ。その後で、フラーゴラは“フラー”と呼ばれたことにキョトンとした表情を浮かべる。
「愛称、フラーと呼んでも、いい、か?」
普段は帽子をかぶって角を隠しているエクスマリアだが、そんな彼女が帽子を脱ぐときは相手に気を許した時らしく、それをフラーゴラは目を輝かせて喜んだ。
そして彼女も、エクスマリアを愛称で呼びたくてこう言うのだ。
「!!……あ、あわ……えっとえっと、じゃあワタシはマリーって呼ぶね……!!」
——仲良くどこかへ駆け出したふたりの跡には、綺麗なオーナメントがひとつ落ちているだけだった。
*SS担当者:牡丹雪NM