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輝かんばかりのこの夜に、愛しいきみと
輝かんばかりのこの夜に、愛しいきみと
イラストSS
ラピス(p3p007373)とアイラ(p3p006523)は、共に住まう家で恋の花を咲かせていた。
「今日は一緒に居てくれてありがとう、アイラ」
「こちらこそありがとう、ラピス」
手を握って向かい合えばどちらともなく笑みがこぼれる。
すると突然煌めく蝶が二人を囲んだ。アイラのギフトだ。
「わ、わ!? ラピス、この蝶はダメ!」
「ふふ、どうして?」
慣れたように近くの一匹に手を伸ばし触れた瑠璃の双眸が驚きで揺れた。
「だからダメって言ったのにぃ……」
だいすきだから、ちゅーしたい。
胸の内に溶け込んでゆく言葉のなんと愛らしいことか!
クッションで赤い顔を隠す彼女がどうしようもなく可愛くて、笑みを堪えながらクッションを奪いその耳元で囁いた。
「アイラ、大好きだよ……」
「ら、ラピス!? ボク心の準備が、待って、わっ、わわ……んっ」
ぎしぃ、とソファのスプリングが軋んだ。握った手に力が入る。
ちゅ。
触れるだけのキス。唇から熱が伝わる。
「……ラピス!」
アイラは赤い顔をして頬を膨らませた。
「ふふ、ごめん。もう一回してもいい?」
断れるはずもなく、アイラは頷いた。
二人だけの特別な聖夜は、まだまだ終わりそうにない。
※担当『染』