PandoraPartyProject

イラスト詳細

いまをときめくピチピチギャル(30)

作者 朝日奈臣
人物 エクスマリア=カリブルヌス
ウィズィ ニャ ラァム
イーリン・ジョーンズ
ヨハナ・ゲールマン・ハラタ
イラスト種別 4人ピンナップクリスマス2019(サイズアップ)
納品日 2019年12月24日

9  

イラストSS

 混沌世界に置いて異質なものが多いとされる国、練達。
 今ここを、ある世界でジェイケーと呼ばれる民族が着る服を身にまとった、4人が駆ける。
「あ、ほら。あれじゃない?」
 紫髪の小柄な女、イーリンが先頭歩き、とある物体を見つける。
 プリクラ。ジェイケーがよく使う物体の名称だ。
「おおっ! これが噂のぷりくらってやつですねっ!」
 ハイテンションな黒髪の女、ヨハナが続けて駆け出して、プリクラの映し出す画面に齧りつく。
「これで、写真とやらを取れるのだな」
 小柄で金色の髪を手の代わりに動かす少女エクスマリアが、こんこんとプリクラを触ってみる。
「そのはずだね。ささ、早くやってみよう?」
 一番大柄な女ウィズィが、カーテンを捲って全員の背を押していく。

 初めて触るプリクラに四苦八苦しながらも、なんとか操作を理解した4人組。
 シャッターのタイマーをセットして、ベストなポジションを取る為にと密着する。
「ちょ、師匠! くっつきすぎで私押されてますって!もうちょっとそっち!」
 とウィズィが押し出されまいと踏ん張りヨハナの身体を逆に押し
「そうは言いますがねっヨハナもきつ…えぇい、失礼します!」
 今度はヨハナが押し出されまいと、前にいるエクスマリアの頭に顎をくっつけ。
「おっと、危ないなヨハナ。……えぇと、それじゃマリアはこっちに」
 押しつぶされそうになったエクスマリアがイーリンへと身を寄せる。
「もう、3人とも暴れないの! もうすぐ時間よ!」
 きゃあきゃあと喚く4人を他所に、無機質な音声は10……9……とカウントを読み始める
「く……背が足りない……」
 エクスマリアが必死に背伸びして、なんとかイーリンにくっつき。手をウィズィとくっつけて。
 イーリンはヨハナに向けて手を伸ばし。しかしその首はウィズィにとられ、少しの抗議の意を込めて彼女を見て。
 ウィズィはエクスマリアの小さな手とハートマークを作り、左腕でヨハナの肩を引っ掴んで
 ヨハナはウィズィとおでこをくっつけながら、イーリンの手とハートマークを形作り

 はい、ちーず!

 星のように輝く今日という日のこの思い出は。
 何年の時を経ようと、彩られた写真のように色褪せる事なく彼女たちの胸に。
 この先どんな未来が待とうとも、素敵な仲間達とならいつだって楽しいものだから。

※担当『以下略』

PAGETOPPAGEBOTTOM