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イラスト詳細

アーリア・スピリッツの小束すまによる2人ピンナップクリスマス2019(縦)

作者 小束すま
人物 アーリア・スピリッツ
ミディーセラ・ドナム・ゾーンブルク
イラスト種別 2人ピンナップクリスマス2019(サイズアップ)
納品日 2019年12月24日

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イラストSS

 雪が積もる道。歩くアーリアとミディーセラは今宵を過ごす。
 食事に買い物を。似たマフラーを身に着けての帰り際であれば。
「わっ」
 思わず洩れた声。眼前に輝くツリーの並びが目に眩しく。
「――ありがとね、みでぃーくん。寒いのが苦手なのに付き合ってもらって」
「いやいや、そうでもないですよ。不思議と暖かいから、平気です」
 されば振り向く隣。彼はマフラーをしかと首に。口から漏れるは白き色。
 ……やはり寒いのだろう。それでも共に外へと歩んでくれて。
 そう言ってくれる――だから。

「ん、っ」

 見惚れる様な煌めきの中で影は重なった。
 零れた吐息はどちらのモノか。
 数拍の静寂、微かな水音が二人の耳だけに届いて……
「大好きよ、みでぃーくん!」
 離れれば、彼女は満面の顔にてそう言った。
 愛しい――愛しい貴方に温もりを。
 この世の果てにも無き、貴方だけへの温もりを此処に。
「ええ、ええ」
 ならば。
「わたしだって」
 返す言葉は決まっている。
「――大好きですよ」
 届かぬ分、ほんの少し背を伸ばしてでも

 貴女の温もりを感じたかった。

 寒いのは苦手だ。首の裏に寒気が走るようで――だけれども。
 どうか今宵よ。星の輝きよ。
 もう少しこの寒さが続きますように。

 繋いだ手を離さぬ理由を、あと少し――

※担当『茶零四』

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