イラスト詳細
ミディーセラ・ドナム・ゾーンブルクのはちごうによる2人ピンナップクリスマス2018(横)
ミディーセラ・ドナム・ゾーンブルクのはちごうによる2人ピンナップクリスマス2018(横)
イラストSS
暖かな微睡みの中に、アーリアは漂っていた。
ふわふわと浮かぶようで、重たい瞼は不快じゃなくて、包み込まれるような温もりは優しくて。
何よりも、髪に感じる人の手が、どうしようもなく心地よかった。
「寝ちゃいましたねー」
その手は、ミディーセラのものだ。
細く、しなやかな指が、アーリアの髪をさらっていく。
根本から、毛先へと。
明るい色から濃い色へ、髪色の変化するグラデーションを彼は緩やかに眺めて、穏やかに微笑んで。
甘い、甘い、アルコールの匂いがしていた。
「これからも、二人で一緒に。お酒を飲みましょう」
グラスに注がれたお酒は、髪と同じように色が変わっていて。
「おやすみなさい」
※担当GM『ユズキ』