イラスト詳細
アニー・メルヴィルのpesによる2人ピンナップクリスマス2018(横)
アニー・メルヴィルのpesによる2人ピンナップクリスマス2018(横)
作者 | pes |
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人物 | アニー・K・メルヴィル 炎堂 焔 |
イラスト種別 | 2人ピンナップクリスマス2018(サイズアップ) |
登録されているアルバム | |
納品日 | 2018年12月24日 |
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イラストSS
「は、離しちゃダメだよ、絶対だよっ!」
「大丈夫ですよ、焔ちゃん」
くすくすと笑うアニー・メルヴィル。彼女の前にはその手をしっかりと掴んで離さない炎堂 焔の姿がある。
片や、普通の靴でなら氷の上を滑ったことのある経験者。片や、運動神経の良い少女。スケート靴で滑るのは両者とも初めて。
それだけを聞けば2人とも滑ることができそうなものだが、アニーはまあまあの飲み込みであることに反し、焔は腰が引けて今にも倒れそうであった。
「うう、やっぱり氷や水は相性悪いみたい……」
「練習していけば、きっと滑れるようになりますよ。ほら、」
アニーが後ろ向きに──焔が前へ進むように動けば、手を掴んでいる焔も一緒に滑り始める。怖くなるほどのスピードではないけれど、ふわりと2人の髪が揺れた。
「楽しくありませんか?」
「──楽しい!」
柔らかく微笑むアニーに、焔も思わず満面の笑みで答える。それを聞いて、アニーは視線を余所へ向けた。
「……じゃあ、あちらまで進んでみましょうか」
「えっ!? ア、アニーちゃん!?」
その視線が示すのは──湖の対岸で。
日の光にキラキラと輝く、天然のスケートリンク。そこでは友人同士の少女たちが楽しくひと時を過ごしたのだった。
※担当GM『愁』