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ゴリョウとヤマダ(関係者)のケーキ屋バイト繁盛記(仮)
ゴリョウとヤマダ(関係者)のケーキ屋バイト繁盛記(仮)
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シャイネン・ナハト。それは祈りを捧げる夜であるのだが──商いをする者にとってはある意味、闘いの日であった。人手不足を訴える商人たちに手伝いを申し入れたゴリョウ・クートンとヤマダ。2人はサンタ服へ身を包み、路上で人々に声をかける。
ゴリョウは普段身につけている装備の上からサンタ服を纏い、帽子をかぶり、真っ白なヒゲをつけ。ヤマダは二の腕や太ももの見える短いサンタ服に、手袋やニーソを身につけている。
それぞれ温度管理が難しいはずだが、それをおくびにも出さないのは仕事だから──否。純粋に楽しんでいるからだ。
「ぶははっ、まいどあり! 気をつけて帰るんだぜ?」
「うん! ありがとー!」
プラカードを持っていない方の手でケーキの箱を渡してやるゴリョウ。ニッコリと笑えば受け取った子供も満面の笑みを浮かべる。
子供の笑顔は、まるで温かな気持ちのお裾分け。ヤマダも小さく笑みを浮かべると、愛用のタブレットへ視線を落とした。
「ゴリョウ君、あともう少しで完売だよ」
「そうかい! それじゃ、残りも頑張ろうぜ」
ヤマダへニッと笑いかけると、ゴリョウはプラカードを高く掲げた。
この後2人もケーキを食べ、次は年末年始──というのは、また別の物語。
※担当GM『愁』