PandoraPartyProject

ギルドスレッド

廃水葬

【1:1RP】夜辺。

いてつくよるべ。

大きな水鏡は薄く氷を張って、キラキラと辺りに星屑を散らしている。

凍った月の、つめたいひかり。
夜に寄りそう、静寂の隙間。

響く声音は何色か。



・RPスレッド。お相手募集(先着1名)。
・どなたさまでもおきがるに。
※2週間くらい誰も来なかったらひとりでなんかあそびます。

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(積み上げられた瓦礫からコツ、コツと破片がひとつ、転がり落ちた)
(小さな王が、玉座から降りるように。少年はそのガレキの山を、危なげなく降りていく)
(頬を仄かに上気させ、呼気は白く。指先は真っ赤で寒さを感じていないわけもない、はずなのに。気にした風もなく、まよいなく、水面に手を伸ばした)

……つめて、

(呟きは極めて無感情に。つめたくも、離れ難い)
(そのままギフトを発動させてみるけれど、水の色を捕らえることは叶うわけもなく、星空色の烏は産まれる前に溶けて消えた)
(ほう、と白い息とともに声があがる。跳ねるように。踊るように。)
(きらきらと月光を跳ね返すそれは、ひとの形をしているが、人ならざる者に違いない。)

子供よ。あいや、子供ではないのやもしれぬが。
今なんかおもしろいことしようとしたな?したであろう。余は見逃さぬぞ。
斯様な夜に斯様な処で、如何様な…如何様な、遊びか。或いは儀式か…

(まくし立てながらもがこがこと足音を立て、瓦礫を踏み越えにじり寄る。)
(その目は、好奇心に爛々と輝き。くるくると絶え間なく取り取りの色を映す。)
(あれやこれやと詮索と想像を楽しんでいる、そんな目であることに気付くかもしれない。)
(暗い、宵色に突如浮かんだ暴力的なまでの色彩に、ぱちくりと瞬きふたつ)
(そのまま無遠慮に、じろじろと"何"ともつかぬかの姿を眺めては、興味を惹かれたように。近づいてくる君へ1歩2歩と歩み寄って)

"こどもじゃない"ねぇ……あんたが"そう"だから、わざわざそんな言い回しでもしてんのか。
気にすんなよ、見た目どおりのガキだから――よ。

(ああ、めんどくせぇ)
(なんて、音に成るかどうかの呟きをぽつり。)
(彼の人の高貴そうで、豪そうな口調や言い回しが。弾むような表情が。記憶のどこかをちくりとついた)

ただ、――ここは、オレの"城"だぞ。

(言外に、ここじゃオウサマは己れなのだ、と。いかにも子供らしく主張して)
(問いには直接答えることなく、指先に残った水滴をコートで軽くぬぐいながら、自然な動きでギフトの鳥を生んでみせた。夜と同化してしまいそうな黒い鴉は、君の方へ掠めるように羽ばたいて)
(不機嫌そうに物言う少年を興味深げに覗き込んでいたが、)
(羽ばたく鳥を眺め追い、)

おおーっ!

(すてきすてき、と手を叩けば、かちかちかち、と称賛の音が弾む。)

見事な技じゃな!"とり"というやつか。

(見送りくるりと向き直り、こほんとひとつ咳払い。)

なんと、子供と言えど此処等の王であられたか。これは失敬。
何を隠そう余も王だが、此処は貴公の所領とあらば、
此の侭では余は侵略者。

ならば此処はひとつ、外交のテーブルに着こうではないか。

(何処まで本気なのか。"当たり前"のような顔をして捲し立てる。)
(それからがらがらと瓦礫を掴み、積み上げ始め――)

あ。余の事はリエッタと呼ばいたまえ。
そなたは?なに何世?

(月と彼の間を行き来する光は、薄氷の上をちらちらと戸惑うように駆け回る。)

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