PandoraPartyProject

ギルドスレッド

スレッドの一部のみを抽出して表示しています。

銀嶺館

【図書室】天義について

銀嶺館のどこかにある図書室。

貴方が見聞きした『天義』についての情報を教えてください。
時にはTOP画面で伝えられる幕間劇や、参加した依頼、気になった依頼の他、自分が感じた事や思った事などを語り合ったりして、天義の謎に迫って行きましょう。

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
「ふふ、本来今夜はスカウトのようなものでしたのですが。
 貴女はやはり『我』が強い。まぁ、今は多くを語る必要はないのです。唯、そうですわね」
 黒衣の女はそこで言葉を止めてから、二拍を置いてその先を吐き出した。
「――もし、貴女が近く訪れる劇場を愉快と思ったなら。
 また――もう一度位は会う機会もあるかも知れませんわね?」
 当を得ない言葉が静やかなる大聖堂の空気に解け、瞬きをする間に女は忽然と姿を消している。
 残るのはまるで変わらない何時もの風景だけだ。
「……」
 幻覚? まさか――とアネモネは苦笑した。
 つい先程まで頭の中で喚いていた人外の声が幻覚(おんな)と無関係とは思えない。
 彼女は生まれてこの方、誰かを、何かを恐ろしいと思った事等無い。
 それは今も変わらず、この先も恐らく変わるまい。
 だが、彼女は気付いた。
 気付いてしまったのだ。
 こんな季節だというのに、自分の肌着がジットリとした嫌な汗に濡れている事に――

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM