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銀嶺館

【図書室】盗賊団・砂蠍について

銀嶺館のどこかにある図書室。

貴方が見聞きした『盗賊団・砂蠍』についての情報を教えてください。
時にはTOP画面で伝えられる幕間劇や、参加した依頼、気になった依頼の他、自分が感じた事や思った事などを語り合ったりして、盗賊団・砂蠍の野望を阻止しましょう。

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<『凶』の男と傭兵達>
 美しい白銀の翼をはためかせ、一人の女が舞い降りた。
 日差しから逃れるように、薄布を目深にかぶる。
 砂漠の顔色は気まぐれで、過ごしやすいとはとても言えないが――これがラサの冬だ。
 もっとも夏であればそもそも『飛ぶ気にすらなれない』訳だが。そんな事はさて置いて。
 彼女が踏み入ったのは小さな酒場である。
 雑然とした空気を切り裂くように鋭い視線が奥の席から投げかけられた。
 獣種の男三人の存在感は何処にでもある酒場の風景を別の物に変えるかのようである。
「待たせたな。まずは詫びよう」
 女――竜胆・カラシナは涼しげに言うとカウンターからショットグラスを受け取り、奥へと歩んでゆく。
「いいや、今始まった所だぜ」
 答えたジョニー・マルドゥ等の前には既に十数本の空瓶が並んでいた。
「練習をな。しておったのよ」
 そう続けた『白牛』マグナッド・グローリーが豪快に笑う。
「聞かせろ。竜胆」
「ああ。大方の予想通りで間違いない」
 腕を組む『凶』ハウザー・ヤークの問いに、カラシナが答える。
「成る程ね。食い応えがありそうで結構じゃねぇか」
 ハウザーは不敵に笑い杯を煽った。
「まあ座れ竜胆。落ち着かん」
「ん? ああ」
 カラシナも小さなグラスをひと息に煽ると、椅子に腰を下ろす。
 今日、この小さな酒場に集まった四人はそれぞれラサの傭兵団の代表である。

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