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銀嶺館

【図書室】盗賊団・砂蠍について

銀嶺館のどこかにある図書室。

貴方が見聞きした『盗賊団・砂蠍』についての情報を教えてください。
時にはTOP画面で伝えられる幕間劇や、参加した依頼、気になった依頼の他、自分が感じた事や思った事などを語り合ったりして、盗賊団・砂蠍の野望を阻止しましょう。

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2018/12/12~のTOP画面

<北部戦線遭遇戦>
「おうおう、ようやく『青薔薇』のお出ましか。
 こりゃあいい。不愉快な戦争も、少しは晴れたわ」
「戯言を! その薄笑いを永遠に凍り付かせて差し上げますわ!」
 古来より、戦争において最も効率的な勝利を望むならば『将を取る』は定石である。
『暗殺令嬢』リーゼロッテ・アーベントロートの――麾下部隊『薔薇十字機関』の得手が『暗殺』であるならば、鉄帝国の守護神『塊鬼将』ザーバ・ザンザが前線に出たこの瞬間こそ、まさに彼女等の真骨頂、最適手を打つ瞬間だったと言える。
「そう猛るな。精々楽しめ」
 もう一度「戯言を」と薔薇を激昂させたザーバは、緒戦より幻想の主力部隊を一方的に押し込んでいた。
 だが、幻想貴族軍は老獪である。リーゼロッテとザーバのこの遭遇は偶然ならぬ必然――少なくとも幻想側の策の及んだ結果と言えた。主力部隊の損耗を減らしつつ前線を下げる事でザーバを深く引き込んだ『黄金双竜』レイガルテ・フォン・フィッツバルディの采配指揮は、幻想では全く珍しいとしか言いようのない『二大巨頭の共同作業』の意を示す。
 リーゼロッテの周囲には何れも手練の暗殺者が十名。ザーバ側の数より多い。
 配下が配下を抑える動きを見せ、戦場の『最大武力』同士が激突するのは必然であった。
「仕留めて差し上げますわ――そうやって、無事に戻れると侮っていなさいな!」
 黒のドレスがふわりと花開く。小柄な体躯は獰猛な獣よりも尚疾く、一瞬その姿を『ブレ』させたリーゼロッテは、あらぬ死角からザーバの巨体――その首元を掻っ切らんとする。
「侮って等おらぬとも。鉄帝国軍人にとって、これ以上の時間が無いだけよ!」
 宙空に赤い軌跡を引いた『爪痕』を軽く躱し、ザーバはリーゼロッテ以上の気を吐いた。
「お前こそ、相手をきちんと覚えておけ。
 今日の相手(このおれ)は『慣れた暗殺(おあそび)』で済む程、甘くは無いぞ!」


※戦況が更新されています! 南部・北部両戦線の戦いが激化しています!

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