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銀嶺館

【図書室】魔種について

銀嶺館のどこかにある図書室。

貴方が見聞きした『魔種』についての情報を教えてください。
時にはTOP画面で伝えられる幕間劇や、参加した依頼、気になった依頼の他、自分が感じた事や思った事などを語り合ったりして、魔種の謎や正体に迫って行きましょう。

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 頷く精霊たちにアイリスは「それは……危険……だね」と不安げにその切れ長の瞳を揺らす。
「あァ――迷宮の中に居た黑き獣はまやかしであれど此方に干渉はしてくるからね。
 森と自分たちを守護するには骨が折れるだろう。精霊たちを守る為ならば猶更に」
 目元を隠す長い髪に悪戯するように触れたシルフィードは「そうでしょう」と『闇之雲』武器商人(p3p001107)へと告げた。
 魔術を嗜み、そして、その名の通り『武器商人』たる旅人は迷宮を思い返し、「商品が沢山あったのも確か」と静かに呟いた。
 迷宮――メルカート・メイズの作り出した迷家にはモンスターや罠、そして『原罪の呼び声』と言った様々な危機が存在する一方で商人ならば垂涎ものの宝も多く存在していた。
「精霊たちを守るだけ。只、それだけならば」
「そう、それだけじゃないの。トレジャーハンターって言うのかしら? 迷宮に挑むニンゲン達が森に入り込んで来たなら何が起こるかわからないもの」
 精霊たちが不安げに眉を顰める。『ニンゲン』が森で惑い、そして、魔種の獣たちが跋扈する――精霊たちは自身の森を守るために力を使い、そして、傍らの魔種の呼び声に耳を傾けてしまう可能性があるのだ。
 その対処を行う様に『焔の気配』を纏った青年が森の中で調査を行っているのだという。
 彼は精霊たちにとって居心地のいい存在有りながら、精霊たちとは別のものの――何かが結び付いた様に出来上がった『ニンゲン』の様な、そんな存在なのだという。
 特異運命座標が大量に召喚された『世界の変化』を経て、世界に一つ変化が訪れたのかもしれないと精霊たちは口々にそう言った。
「……焔の、人も気になるけど……」
「あァ、先ずは森の対処からだねェ。精霊の暴走を食い止め、魔種の迷宮を破壊しなくちゃならない」
 ふと、ローレットの外へと視線を向ける。武器商人は満員御礼の暖炉を見遣ってから「寒いと思ったら――」と小さく笑う。
「そうか――今日は、雪かぃ」


※銀の森がイレギュラーズを新たな冒険に誘っています……

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