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銀嶺館

【図書室】魔種について

銀嶺館のどこかにある図書室。

貴方が見聞きした『魔種』についての情報を教えてください。
時にはTOP画面で伝えられる幕間劇や、参加した依頼、気になった依頼の他、自分が感じた事や思った事などを語り合ったりして、魔種の謎や正体に迫って行きましょう。

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2018/10/23~のTOP

<深海古都にて>
「ルル――ルルル―――」
 饐えた匂いのするこの事をチェネレントラは甚く気に入っていた。
 屋敷の下に設けられたパーティーホールも、何より、忘れ去られた屍骸たちがわんさか眠っている事だって彼女にとって居心地のいい場所となる重要な要素であって。
「逢えたわァ、来てくれたわァ、でもフェアじゃないものねェ。
 チェネレントラを愛してくれる王子様にも、この場所の事を深く知ってもらわないと、ねェ?」

 ルルル――ルル――♪

 謳いながら乙女はからから笑う。きっと『愛しい人』もこの場所を気に入ってくれる。
 だからこそ招いた。彼らが飛び切り好きな『人命(エサ)』まで用意して。
「気に入ってくれたかしらァ、チェネレントラのお気に入り。チェネレントラの大好きな場所」
 そんな場所に自身を愛してくれる王子様が来てくれるなんて――
 幼い頃に夢見ていたシチュエーション。乙女の甘い夢(エニュプニオン)。
 また、と誓った王子様たちがいる。きっと、彼らは硝子の靴を持ってこのパーティーホールへ迎えに来てくれるだろう。
 魂を囚われた様に己の夢に生きる灰被り(シンデレラ)。童話は何時だって繰り返し同じハッピーエンドを見せてくれるとは限らない。
 だから、女は一人で待っている。王子様の迎えを、この夢が醒める時まで。
 名前を呼んでくれる人がいる快楽を。
 己と血潮を流し戦ってくれるという快楽を。
 その瞳に己を映し込み一心に求めてくれるという快楽を。
「楽しみねェ――また、来てくれるって言ってたわァ。
 その時は、あなたのかわいいかわいい妹ちゃんもご招待しましょうねェ」
「……下らねェ」
 チェネレントラはこの場所を甚く気に入っている。
 だから、この場所で待っている。
 大渦の中、乙女は愛されるその時を待ち焦がれながら。


※魔種の狂気は深く、重く――その企みはまだ蟠っているようです……

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