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銀嶺館

【偽シナ】『メンデスの牡羊』 ●団員以外も参加可能です

GM名:暁蕾  種別:通常  難易度:NORMAL

予約開始日時:近日  参加人数:8人(少なくても決行します)

相談期間:7日  参加費:無し

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●死の翼、舞い降りる時
「さっきまで室内にいたはずなのに……それに、あれは……っ!!」
 【ゆきのはて】ノースポール(p3p004381)は、いち早く状況を理解すると同時に、そのあまりの異常さに身を竦ませた。
 目の前に現れた異形のひとつ、暗闇に慣れた目でも見通せない黒い霧のような塊――
 それは、まるで獲物を狙う巨大な肉食獣の様な輪郭をとり、剥き出しの殺意を突き刺すように浴びせて来る。
「初めて見るのに……わたしはあの『暗闇の獣』を知っている……?」
 彼女は初めて見るはずのそれに、どこかで会っている様な感覚にとらわれ、ぎゅう、と手にはめたガントレットを握り締める。
 不安に胸を押し潰されそうになるが、周りには頼れる仲間も、親友のルークもいる。
「……大丈夫。今度は倒せる」
 彼女は誰にとはなくそう呟くと、目の前の敵を倒すためにその一歩を踏み出した。

「なんだお前、まだ生きてたのかよ? 今度こそ俺がきっちりと息の根を止めてやるぜ!」
 【Calm Bringer】ルチアーノ・グレコ(p3p004260)の前に現れた姿は一見すると普通の人間の様に見えた。
 年の頃はルチアーノと同じぐらいの軽薄そうな若い男。武器も持っておらず、それほど危険な相手には見えないが、男を見てその声を聞いたルチアーノの表情はいつになく険しく強張っている。
 かつての相棒。そして自分を殺そうとした男。その姿をした者が目の前にいるのだ。
(回避不能の嘘、ってところかな? 闇こそが敵だなんて、厄介だね。だけど負けてなんかいられない。黒い幻想はここで叩き潰すよ!)
 ルチアーノが銃を抜き放つのと同時に、その『相棒』の腕が裂け、その中から大口径の散弾銃が姿を現わす。
 雷鳴の様な銃声が辺りに轟き、奇しくもそれが戦闘開始の狼煙となった。

(続きます)

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