ギルドスレッド
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銀嶺館
同時に周囲が真っ暗になり、伸ばした手の先すらも見通せなくなる。まるで質量を持ったかのような暗黒に包まれ、一同は動揺し、騒ぎ始めた。
しかし、まだ部屋に居ることに変わりはないと、手探りで窓や扉を探す者もあったが、どこまで移動しても窓や扉どころか壁にすら到達することはできない。
その時、誰がが静かにするように言い、全員が口を閉ざし、暗闇の中で耳を澄ます。
すると、黒い霧に閉ざされたような暗闇のはるか向こうから、湿った水音の様なものが聞こえて来る。
最初は注意してなければ聞き逃してしまいそうに小さかったそれは、時が経つにつれて大きくなってくる。何か巨大なものが水を跳ねながらこちらへ近づいてくるようだった。
音に呼応するかのように気分が悪くなるような臭気が漂い始める。
その頃になるとイレギュラーズたちの目も慣れ始め、ぼんやりと闇の中を見通せるようになってきた。
――そこは、今まで居たはずの部屋とは全く違う、荒涼とした空間だった。そこは日の光も届かない地下洞窟の大空間を彷彿させた。
天井や壁の様なものは見える範囲には存在せず、地面は荒々しい石のようだ。見まわした所で、さっきまで囲んでいたテーブルも見当たらない。
イレギュラーズたちは刺すように並々ならぬ敵意を感じ、『それ』がすぐそこまでやって来ている事に気が付き、身構えた。
まるで闇が染み出すように見えた。それが翼を広げたのだ。恐怖が突き上げてくる――
(オープニングはここまでです。後日、GMコメントを投稿します)
しかし、まだ部屋に居ることに変わりはないと、手探りで窓や扉を探す者もあったが、どこまで移動しても窓や扉どころか壁にすら到達することはできない。
その時、誰がが静かにするように言い、全員が口を閉ざし、暗闇の中で耳を澄ます。
すると、黒い霧に閉ざされたような暗闇のはるか向こうから、湿った水音の様なものが聞こえて来る。
最初は注意してなければ聞き逃してしまいそうに小さかったそれは、時が経つにつれて大きくなってくる。何か巨大なものが水を跳ねながらこちらへ近づいてくるようだった。
音に呼応するかのように気分が悪くなるような臭気が漂い始める。
その頃になるとイレギュラーズたちの目も慣れ始め、ぼんやりと闇の中を見通せるようになってきた。
――そこは、今まで居たはずの部屋とは全く違う、荒涼とした空間だった。そこは日の光も届かない地下洞窟の大空間を彷彿させた。
天井や壁の様なものは見える範囲には存在せず、地面は荒々しい石のようだ。見まわした所で、さっきまで囲んでいたテーブルも見当たらない。
イレギュラーズたちは刺すように並々ならぬ敵意を感じ、『それ』がすぐそこまでやって来ている事に気が付き、身構えた。
まるで闇が染み出すように見えた。それが翼を広げたのだ。恐怖が突き上げてくる――
(オープニングはここまでです。後日、GMコメントを投稿します)
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予約開始日時:近日 参加人数:8人(少なくても決行します)
相談期間:7日 参加費:無し