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銀嶺館
シナリオ『キャンプ・ウォーミーフォグ(pipiGM) 冒険終了:2018年03月21日
(リプレイより抜粋)
件のシルク・ド・マントゥールの話に至れば、声のトーンも低くなる。
「それがな、旦那の取引先でよ」
商売相手の一家全員が首を吊って死んでいたのだという。一家は多少の借金を抱えていたそうだが。
「死んじまう前の日に、旦那からの儲け話があったんでさ」
調査の結果、無理心中と判断されたようであるが。
「あの程度の借金で、儲け話まで転がってきた矢先に死ぬ訳ねーって話でさ」
サーカスが来た途端に、そんなことになる筈がないとダルメスは力説する。胡散臭いと言えばそう聞こえる話しぶりだった。
サーカスと盗賊団。
そんな問いに対して、ミーティスの占いが始まり、手がぴたりと止まった。
「ちょっと」
言葉を切る。
「あまり、あることじゃないの心して聞いてちょうだい」
運命の輪の正位置が大動を予感させる。
塔の逆位置。強い緊迫が近づいてくる。
「このワンドのAは別の占いに使うから、ここに入れたつもりはないのよ」
正位置。始まりを示す。そしてその先は未知数だ。
「ちょっと。何が起こるっていうのよ」
かすかに顔を引きつらせるミーティスに、商人が相槌を打つ。
「あのサーカスだろうよ」
決めてかかっている。
「通り魔だの強盗だのは増えるな」
「二十四時間虐殺事件てのもあったわね」
だが。どれもサーカスが直接関与しているという証拠はないという話だ。
「スコルピオが幻想に来てるらしいってのはガチもんの話さね」
商人はそう言う。
サーカスとは無関係かもしれないが。
いずれにせよ前途多難そうで、軽くやばい話を聞いてしまったかもしれないが。
「まあ兄ちゃん達みたいなの(特異運命座標)が居るなら、安心だろうさ」
自分自身に言い聞かせるような、商人達の声音は気がかりだった。
(暁蕾メモ)
サーカスと盗賊団の噂は、かなり広範囲に不安をもたらしている模様。
今後の裏取りに期待したい。
(リプレイより抜粋)
件のシルク・ド・マントゥールの話に至れば、声のトーンも低くなる。
「それがな、旦那の取引先でよ」
商売相手の一家全員が首を吊って死んでいたのだという。一家は多少の借金を抱えていたそうだが。
「死んじまう前の日に、旦那からの儲け話があったんでさ」
調査の結果、無理心中と判断されたようであるが。
「あの程度の借金で、儲け話まで転がってきた矢先に死ぬ訳ねーって話でさ」
サーカスが来た途端に、そんなことになる筈がないとダルメスは力説する。胡散臭いと言えばそう聞こえる話しぶりだった。
サーカスと盗賊団。
そんな問いに対して、ミーティスの占いが始まり、手がぴたりと止まった。
「ちょっと」
言葉を切る。
「あまり、あることじゃないの心して聞いてちょうだい」
運命の輪の正位置が大動を予感させる。
塔の逆位置。強い緊迫が近づいてくる。
「このワンドのAは別の占いに使うから、ここに入れたつもりはないのよ」
正位置。始まりを示す。そしてその先は未知数だ。
「ちょっと。何が起こるっていうのよ」
かすかに顔を引きつらせるミーティスに、商人が相槌を打つ。
「あのサーカスだろうよ」
決めてかかっている。
「通り魔だの強盗だのは増えるな」
「二十四時間虐殺事件てのもあったわね」
だが。どれもサーカスが直接関与しているという証拠はないという話だ。
「スコルピオが幻想に来てるらしいってのはガチもんの話さね」
商人はそう言う。
サーカスとは無関係かもしれないが。
いずれにせよ前途多難そうで、軽くやばい話を聞いてしまったかもしれないが。
「まあ兄ちゃん達みたいなの(特異運命座標)が居るなら、安心だろうさ」
自分自身に言い聞かせるような、商人達の声音は気がかりだった。
(暁蕾メモ)
サーカスと盗賊団の噂は、かなり広範囲に不安をもたらしている模様。
今後の裏取りに期待したい。
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別名『不幸を呼ぶサーカス』とも呼ばれるが、事件とサーカス団の関連性は立証されたことがないため、サーカス団が罪に問われたことはない。