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『ィデンャキ漫浪』茶喫動移

関係者個人企画【エデン・ザ・ホーイック】

ラサの、都より遠く離れた深緑との国境近くにその孤児院はあった。
名を『ホーイック』。

幻想種の女性がひとりで切り盛りするこの孤児院は、数年前に盗賊団による襲撃に遭った。
孤児の多くが連れ去られ戻らず、逃げ帰って来たのはたったひとりの少女だけだった。
少女はショックで記憶を失っており、孤児院へ金銭的な支援をしていた男性がそのまま彼女を引き取ることとなった。

そんな悲しい事件を乗り越え、孤児院には子供たちの賑やかな声が戻っている。
しかし近頃よくない噂が届くのだ。

「あのとき連れ去られた子供たちが、各地で暴れまわっている……」と。

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キーワード
キャラクターID
名前:那岐(ナギ)
種族:魔種(飛行種)
性別:男
年齢:鹿ノ子の年齢+2
一人称:俺
二人称:お前、呼び捨て
口調:~だ、~だろ、~だろう?
特徴:ぶっきらぼう、世話焼き

設定:
【過去】
海洋生まれのクロウタドリの飛行種。物心ついた頃には見世物小屋の中だった。
色々あってラサにある『ホーイック』という孤児院へ辿り着く。
孤児院では最年長であったため、自然と”兄”としての役割を担うことが多かった。
鹿ノ子のことを気に掛けており、彼女が隠れて泣いているときには必ず現れ、慰め、子守歌を歌ってやっていた。
その歌の名が『ベイビードントクライ』である。
鹿ノ子とは兄妹以上恋人未満のような関係。

ホーイックが襲撃された際、自身もまた盗賊に連れ去られた。
なんとか自分以外でも逃がさなければと奮闘するが盗賊たちを逆上させてしまい、瀕死に陥るまで暴行を受ける。
そのまま命の灯火が燃え尽きようとした刹那、どこからが彼に呼び声が届く。
大切なひとを守れる力が手に入るならばと、彼は迷うことなく呼び声に応えた。
魔種として目覚めた彼は盗賊たちを皆殺しにし、自らも無自覚に呼び声を発する。
幼い孤児たちはわけもわからぬまま”兄”の呼び声に応えて魔種と化した。
鹿ノ子だけは目の前の惨状にショックを受け、那岐の言葉や差し伸べられた手を拒絶してその場から逃げ出してしまった。
彼女の背中をそっと見送るも、いつか必ず迎えに行くと決意を新たにする。

【現在】
魔種の子供たちを連れ、各地において孤児を襲う盗賊団や人身売買を行う奴隷商人など、幼子の人権を無視したような犯罪者を片っ端から惨殺している。
残された幼子は孤児院や教会等の保護施設へ預けているが、身寄りが見つからない子は呼び声を使って仲間にしている。
あるとき、バグ召喚に巻き込まれて単身で豊穣へ飛んだようだ。

【イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/45629】
【関連SS:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/2520】
【ベイビードントクライ:https://rev1.reversion.jp/voice/voice/2813】


【その他】
鹿ノ子の記憶喪失の原因であり、ギフトの元凶。
『ベイビードントクライ』は彼の自作であり、鹿ノ子に渡したオルゴールもお手製である。
将来はオルゴール職人になりたかったらしい。

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