ギルドスレッド
スレッドの一部のみを抽出して表示しています。
魔王城
妾が恐れているのは『恋愛』という一括りの感情が終わってしまうこと……じゃのう。
『恋』が終わってしまうことは誰にも止めることは出来ぬ。じゃが、『恋』から生まれた『恋愛』は、例え『恋』が消失しても『愛』は永遠に残る……筈なのじゃ。いわゆる、死別した者が残していく『愛』と、残された者が残す『愛』。
……妾が耐えられぬのは、『恋愛』が終わった跡に残る『愛』の想い、その重み。
(つまり、最愛ができたとして自分がほぼ確実に残されてしまう恐怖、最愛の者を失う哀しみ、あるいは……)
『恋』が終わってしまうことは誰にも止めることは出来ぬ。じゃが、『恋』から生まれた『恋愛』は、例え『恋』が消失しても『愛』は永遠に残る……筈なのじゃ。いわゆる、死別した者が残していく『愛』と、残された者が残す『愛』。
……妾が耐えられぬのは、『恋愛』が終わった跡に残る『愛』の想い、その重み。
(つまり、最愛ができたとして自分がほぼ確実に残されてしまう恐怖、最愛の者を失う哀しみ、あるいは……)
キャラクターを選択してください。
- « first
- ‹ prev
- 1
- next ›
- last »
元の世界で、人という文明が変わる様を幾度も目の当たりにしてきた元魔王は、酔って真っ赤になりながらも弱々しくそう告げた。
珍しく独り飲んだくれていた元魔王は珍しく酒に呑まれて酔っ払い状態。このまま飲み続けていたら間違いなく朝まで飲み続け数日倒れていただろうが、最近になっては珍しい来客に助けられ介抱されるに至る。
「妾は永遠の命など持っておらぬ……が、例え妾を底から愛してくれる者がおったとしても、そやつは確実に妾より先に逝くじゃろう。……妾はその事実に耐えることができる気がせぬのじゃよ」
そんな時に吐いた元魔王のジレンマ。
ニル=ヴァレンタインが歩んできた『魔王』としての人生、彼女が望んだ本音を聞くには良いかもしれない。
酔った彼女はきっと、明日には何も覚えていないのだから……。