ギルドスレッド
スレッドの一部のみを抽出して表示しています。
桜杜
【出身世界・2】
『異能力と異能力者について』
異能力は、大学や専門の研究機関で、遺伝子構造学や人体の神秘、人文学研究などの分野で、研究が進められている分野だったけれど、ーー彼らないし彼女らが発表した、その研究論文によるとーー
俺の生まれた世界の異能力者は、みんな最初は普通の人間で、異能力は後天的に発現する。
発現した時の年齢はみんなバラバラ。赤ん坊の頃に発現して異能力者になった事例から、大往生する死の間際に異能力が発現した者まで様々さ。
そして発現する異能力の種類もバラバラ。
異能力者に共通する異能力が発現する条件は、何か『強烈に請い願う願い事』があること、だよ。
神様にお願いでもしなければ、叶わないような強烈な願いがある者が異能力を発現させて、異能力者になるんだ。
異能力は願いを叶えるための手段ってわけさ。
そのためか、願いが叶えられた後は異能力を失う場合が多い。
願いを失い、また新たに願いを抱いた場合は、新たな異能力が生える、または既に所持している異能力が進化する。そういう法則形式をしていた。
混沌世界で出会った方へ、これを簡単に説明する時は、『俺の生まれた世界にあった異能力は、こっちの世界のイレギュラーズが持っているギフトに似たものだよ』って云うんだ。大概、それでみんな理解がいくらしいくて、それ以上つっこんでこなくなるから、話す手間が省けて便利だよね。(ふふふっ)
厳密には、ギフトと俺の生まれた世界にあった異能力は違うものだよ。
だけど、それをわかるヒトがどれだけいるだろうね?
俺の生まれた世界で異能力は、神から与えられた贈り物だと云われていた。
この世界のギフトは、神様から与えられるものなんだろう?
似たようなもの、それでいいじゃないか。
理解は単純に済ませていく方が、シンプル・イズ・ベストに、わかりやすくて俺の面倒が少なくていいのさ。こちらの世界で出会った方々に、知っていただかないでいいことなら、余計にね。
物事は単純に納得していただける方が、後が楽でいい。(ククッ)
深く聞かれたら、答えるけれどーー聞かれないことには、答える必要はないでしょう?
俺の生まれた世界のことなんて、もはやおとぎ話くらいの役にしかたたない他愛ない話なのだから。こうして忘備録に書く以外には、そうだな……必要にかられない限り、俺は俺の世界の事について、詳しく話すつもりはないよ。
『異能力と異能力者について』
異能力は、大学や専門の研究機関で、遺伝子構造学や人体の神秘、人文学研究などの分野で、研究が進められている分野だったけれど、ーー彼らないし彼女らが発表した、その研究論文によるとーー
俺の生まれた世界の異能力者は、みんな最初は普通の人間で、異能力は後天的に発現する。
発現した時の年齢はみんなバラバラ。赤ん坊の頃に発現して異能力者になった事例から、大往生する死の間際に異能力が発現した者まで様々さ。
そして発現する異能力の種類もバラバラ。
異能力者に共通する異能力が発現する条件は、何か『強烈に請い願う願い事』があること、だよ。
神様にお願いでもしなければ、叶わないような強烈な願いがある者が異能力を発現させて、異能力者になるんだ。
異能力は願いを叶えるための手段ってわけさ。
そのためか、願いが叶えられた後は異能力を失う場合が多い。
願いを失い、また新たに願いを抱いた場合は、新たな異能力が生える、または既に所持している異能力が進化する。そういう法則形式をしていた。
混沌世界で出会った方へ、これを簡単に説明する時は、『俺の生まれた世界にあった異能力は、こっちの世界のイレギュラーズが持っているギフトに似たものだよ』って云うんだ。大概、それでみんな理解がいくらしいくて、それ以上つっこんでこなくなるから、話す手間が省けて便利だよね。(ふふふっ)
厳密には、ギフトと俺の生まれた世界にあった異能力は違うものだよ。
だけど、それをわかるヒトがどれだけいるだろうね?
俺の生まれた世界で異能力は、神から与えられた贈り物だと云われていた。
この世界のギフトは、神様から与えられるものなんだろう?
似たようなもの、それでいいじゃないか。
理解は単純に済ませていく方が、シンプル・イズ・ベストに、わかりやすくて俺の面倒が少なくていいのさ。こちらの世界で出会った方々に、知っていただかないでいいことなら、余計にね。
物事は単純に納得していただける方が、後が楽でいい。(ククッ)
深く聞かれたら、答えるけれどーー聞かれないことには、答える必要はないでしょう?
俺の生まれた世界のことなんて、もはやおとぎ話くらいの役にしかたたない他愛ない話なのだから。こうして忘備録に書く以外には、そうだな……必要にかられない限り、俺は俺の世界の事について、詳しく話すつもりはないよ。
キャラクターを選択してください。
- « first
- ‹ prev
- 1
- next ›
- last »
俺の忘備録だよ。
普段は俺の家の書庫に隠しておいてあるから、誰でも見れる訳じゃない、知っている訳じゃない、俺のこと。
時々、書棚から引っ張り出してきてさ、……ライターさんにSSを書いていただく時や、依頼の報告書を仕上げていただく時に俺の個人情報として参考にしていただいたり……絵描きさんに俺の絵をお頼みする時に、参考資料の手助けになったら……と作成する補助参考資料さ。
ライターさんや絵描きさんを観ていると、こういう補助参考資料を求められることが多いみたいだから、作成してこの俺の家の書庫にしまっておくよ。
これは俺の個人情報。
俺がおいそれと他者(ヒト)に喋らない俺の個人情報だ。
……これは、俺個人の忘備録。俺が何者か。俺がどう生きてきたか。俺が俺の過去を忘れないため、過去を覚えているため、過去を忘れずに時々振り替えって前を向く時に、俺自身が迷った時に、目標を定める役に立つだろう、忘備録だ。
「忘れることなかれ。過去は未来に繋がっている。忘れることなかれ。過去は現在、現在は未来に繋がっている。現在から自分自身の未来を切り拓くことができるのは、自分自身だけだよ」