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ギルドスレッド

街角の秘密基地

【参考資料】旧ウィーザルについて

旧ウィーザルは、鉄帝国東端部にかつて存在した小国である。
彼らは、国土を抱くハリュジュ山脈の鉱山から鉱石を掘り出し、針葉樹林から船を作って鉱石を積み込んでは、国土を蛇行しながら東西に横断して大海に流れ込むイー川を渡り、大海との境界に位置する不凍港・ラウタラッティでインゴットや工芸品に加工し、貿易用に仕立てた船に積み込んで各国へ売り出すことで暮らしていた。

だが、その繁栄は、鉄帝国の侵攻によって終わりを告げた。
鉄帝国との国境は、領土を抱くハリュジュ山脈と、交通の要衝を守護する砦によって守られていたが、アナスタシア(関係者スレッド2018/10/8)率いるブラックハンズの破壊・浸透工作によって砦を突破されて守りの要を失い、防備を整える間もなく首都であった不凍港・ラウタラッティへ刃を突き付けられた旧ウィーザルに、最早降伏以外の道は残されていなかった。

降伏して以降、旧ウィーザルは急速な衰退の道を歩み始めた。
最初の切っ掛けとなったのは、鉄帝国による鉱山の接収である。
国富の大半を産み出していた鉱山は、鉄帝国の兵器工場における武器の生産に使われることとなり、スチールグラードと鉱山を結ぶ鉄道が引かれ、その鉱石は鉄帝国に全て運ばれることとなった。
それにより生活の糧を失った旧ウィーザルの民衆は、ある者は漁師となり、またある者は貧しい土地を切り開いて慣れぬ鋤を携え農民となったが、国富の要を失った影響は大きすぎた。
彼らは蓄えを切り崩し、困窮していった。

鉄帝国が海洋と同盟を組み絶望の青を開拓すると聞いた時には、かつて交易船の船乗りであった者達が最後の望みを託して海兵となり、鉄帝国の軍艦へと乗り込んだが、絶望の青の航海やリヴァイアサンとの戦闘によりその多くは戻って来ることはなく、その後の開拓の成果も不凍港ベネクトに独占される形となり(不凍港ベネクトまでしか鉄道は引かれておらず、しかもラウタラッティは湿地が多く陸上交通の便が悪いので当然ではあるが)、彼らが支払った犠牲に相応しい対価を得ることはなかった。
働き手の多くを失った旧ウィーザルでは、貧困化に拍車が掛かり、鉄帝国への不満が増大している。

現時点では何とか持ちこたえているが、仮に鉄帝国により兵糧や軍需物資の供出を求められた場合には、領民たちの不満を抑えきれなくなることも考えられる。




(参考)
旧ウィーザルは、現実世界におけるフィンランドを想定しています。

民族は、ウィーザル諸国と共通の文化基盤を持たせたいため、ノルダイン(ヴァイキング)と同様としていますが、フィン人系の民族が一緒に居住したり、ノルダインといがみあったりしていても構いません。

地形は、基本的にはフィンランド同様であり、川と湿地が多く存在しています。
ただし、海流の影響により、不凍港・ラウタラッティが存在する点は、現実世界のフィンランドと異なります。
川は、鉱山から不凍港・ラウタラッティに流れ込む川と、ノルダインが支配する領域から不凍港・ラウタラッティに流れ込む川が途中で合流しているため、凍結していない場合は船舶で、ノルダインが支配する領域から直接不凍港・ラウタラッティにアクセスすることが可能です。(凍結している場合はソリ等による運搬・アクセスとなる)

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